アムステルゴールドレース2013(UCI WorldTour)-Review

丘陵地帯へと舞台を移した春のクラシックは、アムステルゴールドレースで“アルデンヌ”の幕開け。

コースが変わり、展開の幅も広がったレースは、本命や有力選手がトラブルや落車で不発に終わる中、クラシック初優勝の新王者が誕生。

新たなドラマが演じられたレースを振り返ってみます。

 

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アムステルゴールドレース2013(UCI WorldTour、マーストリヒト~ファルケンブルグ251.8km)-4月14日

amstel-gold-race

Route-AGR-2013

amstel_2013images: AMSTEL GOLD RACE

 

【結果】

1.ローマン・クロイツィゲル(チェコ、サクソ・ティンコフ) 6:35:21

2.アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター) +22″

3.サイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) +22″

4.ミカル・クウィアトコウスキ(ポーランド、オメガファルマ・クイックステップ) +22″

5.フィリップ・ジルベール(ベルギー、BMCレーシングチーム) +22″

6.セルジオ・エナオ(コロンビア、Sky) +22″

7.ビョルン・ルークマンス(ベルギー、ヴァカンソレイユ・DCM) +22″

8.ピーテル・ウェーニング(オランダ、オリカ・グリーンエッジ) +22″

9.エンリコ・ガスパロット(イタリア、アスタナ) +22″

10.バウク・モレッマ(オランダ、ブランコ) +22″

 

【フルリザルト】

AGR 2013 Officiele uitslag_01

AGR 2013 Officiele uitslag_02

AGR 2013 Officiele uitslag_03

 

今回、cyclistにてレースレポートを寄稿しております。

レース展開など詳細は、そちらからご参照いただけますと幸いです。

 

クロイツィゲルが独走でビッグクラシック初優勝 サガン不発、新城幸也は24位

 

 

【戦評】

コースの変更により、カウベルグの上りから1.8km先のゴールにかけての区間で勝負が決すると見られていた中、早めの独走に持ち込んだクロイツィゲルが勝利。

状態の良さはもちろんのこと、勝つためにできることと勇気が生んだ形とも言えるでしょう。

 

クロイツィゲルは今シーズン、ステージレースでアルベルト・コンタドール(スペイン)のアシストを務めながら、自らもまずまずのリザルトを残しており、アルデンヌクラシックに向けて状態を上げてきていたのが実を結んだと言えそう。

後続がペースを上げる中でも、最後のカウベルグでタイム差を維持したことが調子の良さと強さの証拠。

早めの仕掛けを成功させたことで、得意の下りや独走力でアドバンテージを築くことができたのも勝因。

agrfinish2013Photo: AMSTEL GOLD RACE

 

優勝候補たちは、4回目のカウベルグからゴールまでの区間を意識するあまり、次々と集団から抜け出す選手を積極的に追えなかった感。

特に終盤にかけて、メイン集団の主導権を握るチームが出ずに追撃態勢を整えられなかったようにも見受けられました。

結果的に、クロイツィゲルの逃げ切りを許したほか、終盤まで逃げグループにいた選手数名が2位争いのグループに生き残る格好となっています。

 

それでも、昨年のロード世界選手権3位のバルベルデや、ゲランスに関してはコースやこのレースそのものへの相性の良さを活かし表彰台をゲット。

最後のカウベルグで真っ先に仕掛けたジルベールは、バルベルデとゲランスに食らい付かれ、自らの展開に持ち込めないまま敗戦。

一方で、スプリントで追い込んだクウィアトコウスキやエナオといった若い選手が健闘。

agrfinish2013_2©Bettini

 

トラブルや落車が多発した今回。

暑さによる痙攣で不発に終わったサガン(スロバキア、キャノンデール)、落車でリタイアを喫したホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)ら有力選手たちは、それぞれ修正・回復をして次戦フレーシュ・ワロンヌに臨むことができるかも焦点となってくるでしょう。

 

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アムステルゴールドレースオフィシャルサイト http://www.amstel.nl/

 

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